★こだわり

街なかで男性二人が、

「俺、どんなに綺麗でも中国人とかだったらダメだな」
「そっか、俺は、友達の元カノはダメだなあ・・・」

などと話し合っていた。みんなそれぞれこだわりがあるんですな。

ちなみに私は、人殺しがダメ！“彼氏にこれだけはしてほしくないことは？”ときかれたら“殺人”と答えます。だから黄色いハンカチは掲げられませんわ・・・。

★鳥郎寄席

綱島の鳥郎という居酒屋さんの、花丸兄の会に出演。私は「厩火事」と「会社へ行こう」（えっ、ネタの順番がおかしい？いやいや、これでいいの！だってお客さんは飲みながらきいてて、どんどん酔っ払っていくわけですから）。花丸兄は「皿屋敷」と「宗論」。一席は新作にするかと思ったのですが・・・なんか最近、古典にハマってる？らしいです。

どうでもいいけど、花ちゃんは紀子様の息子さんの“悠仁（ひさひと）”という名前を何の迷いもなく“ゆーじん”と読んでしまっていた。いやいや、今までの流れで“仁”を“ひと”って読むのはわかるでしょ！まったく、ゆずの北川さんじゃないんだからさ・・・。

★またまた初日だよ！

９月中席池袋初日、「平林」。浅草ほどではありませんが、平日なのでやはり年齢層は高いですな。

しっかし、つくづく思うのだが、支障は噺は上手いが話は下手だ。うちでもよく家族にお父さんは何が言いたいのかわからないと言われているが、今日も朝太君に向かって、

「週刊文春に・・・文春でよかったかな？なんとかって奴が、落語をいっぱい見てて、まったくこいつは仕事してんのかね・・・でもって、俺がいっ平に勝ったんだよ」

って、何がなんだかわからんだろ！

要するに、落語をいっぱいきいている筆者が決めた噺家のランキングが載っていたのだが、肝心のそのことを言っていないのだ。私が補足すると朝太君が「あ、ランキングなんか載せてるんですか」。そこで初めて理解してもらえました。

つまり支障は、毎日同じ噺をしてるからあれだけ上手く運べるけど、基本、話し上手ではないようだ。支障の昔のガーコンのビデオを見たことがありますが、当時はまだ今ほどスムーズに運べていなかったし。やはり、あれだけ毎日人前でやらないと、芸は上達しないということでしょう。

ちなみに、今日ペペ桜井先生に、一人コントをなさるという噂をきいたので確認したら、「うーん、稽古はしてるけど、まだあまり人前でやってないから・・・」とのお返事。やはり、人前でやるということが大事なのですね。

関係ないけど、ペペ先生は「俺、マラゲーニャやろうかなあ・・・」とおっしゃってました。まあ冗談でしょうが、やったら面白いですよね〜誰か敏腕プロデューサーさん、ぜひそんな会を実現させて下さい！

★危険な男

浦和で敬老会。お年寄りなので枕をゆっくりめにしゃべり、「権助魚」。皆さん、さらに長生きして末永くひいきにして下さいね。

終わって、寄席に支障のカバンとソンブレロを取りに行く。支障には一応、昼席終わりには間に合わないかも・・・と言ってあったのだが、行ったらちょうど終わって出て来たところだった。支障を見送ってから寄席に行くと、菊朗兄が代演で来ていたのでたん丈と一緒にごちそうになりました。兄さんも、誰かつかまえてあさっての野球の試合に備えてバッティングセンターに行こうと思っていたそうで、お供することに。

私の場合、まずバットに当たるかどうかが問題！何球かやってるうちに当たるようになって来た矢先、自分で打った球に当たってしまい、それから恐怖心が出たのかずっと空振りで終わりました。菊朗兄は最初若干空振りしていましたが、だんだん調子が出て来て、最後の方はかなり飛ばしておりました。たん丈は、最初少しは当たっていたのに、途中で疲れてしまったらしく、めっきり当たらなくなりました。腰も少し痛そうだったし。「明日ちゃんと寄席で働ける？」ときいたら、「明日は大丈夫ですよ！でも、あさっては危ないです」だって。おじいちゃんだから一日おいて出るんだなあ・・・。

★親子コンデンスミルク

９日目、「権助魚」。

夜、中山寄席。福楽兄、大楽君と一緒。ここも「権助魚」をやらせて頂きました。大ちゃんは体型に合わせて「半分垢〜大安売り」、福楽兄は「真田小僧」。福ちゃんの古典初めてちゃんとききましたが、うまかったです。いつもあわあわしながら変な新作をやっているのしか見てないのですが、それはちゃんと台本を書かない（かつ、かけっぱなしで練らない）のと稽古しないのが原因なんでしょうな。頭も良くて知識もあるし、二つ目の新作派の中では、間違いなくフラも才能も群を抜いてる人です。

ちなみに、打上の大ちゃんは、焼肉屋さんでいきなりデザートから食べ始め、苺の中に練乳が入っているのに、さらに上からコンデンスミルクをかけたがっておりました。ダメだよ、血糖値上がっちゃうよ！福ちゃんと協議の結果、大ちゃんには血糖値の高い親子がコンデンスミルクを断つ約束をする噺「親子コンデンスミルク」をやらせようということになりました。“えー、昔から、コンデンスミルクは命を削るかんなだなんてことを申しまして・・・”ぜひ、ききたいものですな。