★芸人の宿命

カンニング竹山さんが、相方の中島さんが亡くなったことで会見を行っていましたね。昨日の打上で訃報をきいたときは本当にびっくりしました。てっきり、復帰できるものとばかり思ってましたので・・・。

特に、相方の竹山さんにとってはおそらく家族を亡くすぐらい辛かったことでしょう。その辛い中でこれからも人を笑わせないといけない。これは我々落語家も同じです。ただ自分にとって大事な人が亡くなったというだけなら辛さをこらえて演ればいいのですが、お客様がそれを知っている、この状況がさらに辛い。しゃべらないわけにはいきませんし、しかも笑いにつなげなければいけない。それが芸人の宿命なのです。

今年はお笑い芸人さんが若くしてずいぶん亡くなりました。皆様の御冥福をお祈り致します。

★弾けて弾けて

新作無法地帯３分ネタ大会。一人コントにしようかウクレレ漫談にしようか悩んだ挙句、三線漫談という新たな芸種に挑戦することに決定。今日は準備不足で思うようにできませんでしたが、これ、三線ちゃんと弾けたらいいかも。落ち着いてやるような芸じゃないから、余裕で弾けて弾けて（ひけてはじけて）やらんとね。

残念だったのは、前回優勝の黒船男児さんが芸人をやめてしまったこと。作家になるという噂です（もちろん、作家といってもお笑いの方ね）。

そして、今回の優勝は日本とイランのハーモニー、デスペラードでした。いつもながらネタもトークも面白うございます。前にも書きましたがイラン人のサラミは落語に詳しく、自分でもやったりします。おぼん師匠にもほめられたことのある実力派です。ロケット情報でも巷で面白いと評判らしいです。こいつら、売れますぜ〜！

★のろウイルス

明日の３分ネタを考える。３分では落語はキビシイので、厳密に言うとネタ以前に、芸種から考えなくてはならぬ。要するに一人コントにするのか、ウクレレ漫談にするのか・・・ってなことだ。その点、お笑い芸人さんは持ちネタでいいけどね。

それに、芸種が決まっても、慣れないネタなのでなかなか書けない。筆の進みがのろい。のろウイルスにかかったかもしれない。腹痛も吐き気もしない、ただネタを書くのがのろくなるだけという病気だ。この病もけっこうコワイですぜ・・・。

★そこそこ

最近は、俳優や男性アイドル、ミュージシャンでもそこそこ面白かったりする。５人組とかだと、ネタ合わせして来たんじゃないかと思うくらい、次々にボケをかぶせて来たりすることもあったりして。

もっとも、お笑い芸人もそこそこかっこ良くなって来たので、あまり差がなくなって来たという感じか。まあ、落語家は別ですがね・・・。

★定席納め

七日目、念のためもう一度「会社へ行こう」。土日もけっこう年齢層高いですけど、平日に比べればまだ良い方なので、わりと新作大丈夫なんですよね。あとは平日のお年寄り新作ですな。平日は古典やればいいのかもしれませんが、寄席で、特にトリ支障のときに古典をやると、支障が妬むでよ。

てなわけで、今年の定席の寄席の出番は終了・・・あっまだ仕事納めではありませんよ！