★幻の紙芝居

『紙‐1フェスタ』に出演。以前はなしやサロンでご一緒させて頂いた漫画家の三本美治さんが主催なさっている会です（写真は会が終わって疲労困憊した三本氏と、おでこが光るつくし）。

三本さんとは、はなしやのとき、イマーノさんの歌のタイトルを題にした噺を並べた会をやったら面白いんじゃないかというような話をしてまして、“じゃあ僕が主催する紙‐1フェスタにそのネタで出て下さい”ってなことになった次第。お送りしましたのは、先日の勉強会でネタ見せしてあった「世間知らず」、「君はそのうち死ぬだろう」、「ブームブーム」、「不思議」。高座を作る関係で順番は最後。私以外がっつり紙芝居で最後だけ落語という、なかなか破格な会でした。

紙芝居の方々は、ほとんどが漫画家さんで、皆さん絵ならではの面白さがあって楽しかったです♪

そういえば私、以前、紙芝居やったことありました！小学生の林間学校でやるためのネタを、落語家からお笑い芸人になった兄さんに相談したら、“子供にはこんなの受けるよ”と描いてくれまして、その言葉通り子供達は爆笑。東京に帰ってその足で右朝師の会の前座で古典落語をやって、続いて右朝師が一席。仲入りのとき師匠が、
“それはなんだい？”
紙芝居ですとお答えすると、
“じゃあ食い付き（仲入りの後）でそれをおやり”。
普通、前座は二度も上げて頂けないし、しかも右朝師はその紙芝居の内容すら見ていないのです！なんとお心の広い師匠なのでしょう…お客さんも心の広い方ばかりで、いい感じでトリの右朝師にお渡しすることができました。

そのときの紙芝居は、落語家からお笑い芸人になった他の兄さんが貸してくれと持って行ってしまいましたが、その兄さんはもうお笑いも辞めたと風の噂で聞きました。あの紙芝居、今、どうなってるかな…☆