★セカチュー

TVで「世界の中心で愛を叫ぶ」をやってたので、今頃になって見ました。

主人公の現在の婚約者、柴崎コウの役が取って付けたみたいだな〜と思っていたら、終わってから監督が出て来て、“この役、原作にはなかったんですよ”だって！やはり取って付けた役だったのだ。この役を入れることによって、主人公が前向きに生きる感じを出そうとしたとか言っていたが、それならもうちょっと丁寧に描かないと。男の方が、過去に恋人を亡くしたことを黙っていたのはまだわかるとしても、婚約までしてる彼女が、後遺症が残るような怪我をしてるのに、理由をきいてないなんてありえないんだけど。足をひきずってることで現在につなげようとしたのでしょうが、逆にあの後遺症がなければ話してなくてもおかしくないんですがね。

それより、結婚することになって過去のことを話しているうちにつながって来るとか、もしくはテープを預かっていた恋敵が謝りに現れて、そこから仲良くなるとか・・・とにかく、ラストシーンの二人は、これから人生を共に歩んで行こうとするカップルには見えなかったです。

ちなみに、こないだ「愛と死を見つめて（小百合バージョン）」も見ました。こちらは実話ですが、亡くなるところで終わってましたから、ドラマとしてはそれでいいのですが、実際、後日主人公は、亡くなった彼女と交わした手紙を本にまとめて出版し、それを読んで手紙をくれた人と結婚したそうで・・・生きていくって、そういうことなんでしょうね。