★ジイサン

新宿中日（５日目）は「平林」。これでこの芝居は出番終了。意図的に全部古典にしてみました。

昼席後、トリの市馬師匠が、「じゃあ、ご飯でも食べに行こうか」とおっしゃったとたん、何を思ったか夜席の前座のたん丈が“ありがとうございます！”だって・・・しかも彼はその日高座に上がる番で、自分のめくりを自分でセットした直後の出来事だった。まったく、おじいちゃんは大変だ。市馬師匠も「あいつ大丈夫か？俺、同い年だから心配なんだよ」。同い年なのに片や寄席で立派にトリを務め、片やボケかかっているという・・・人間は決して平等ではないとしみじみ思いました。

そして、昨日の円朝祭にご来場下さいました皆様、暑い中ありがとうございました。お陰様でビールなどの飲料も良く売れましたよ。甚平の背中の文字は、去年「働くニート」にしたらニートの意味が浸透しておらず、一部わからない人がいたため、今年はぐっとわかりやすくして「愛と平和」にしました。これなら文句あるまい！

写真は玉の輔兄のお店に並べてあったもの。こんな小汚いジイサン売れないんじゃ・・・と思っていたら、兄さんが「これは何か買ってくれた人にプレゼントするの」だって。さすが玉兄は賢いね。