★つくしのシークレット

「つくしのシークレットライブ 超ウケるんですけど〜」にご来場下さいました皆様、ありがとうございました。シークレットなのでチラシやDMを出していないのですが、よくお越し下さる方に加え、新しいお客様も毎回いらして下さり、ありがたい限りでございます。

前半はシークレットトーク。裏話はもちろんですが、意外と“感動したことは日記に書いてない”ということに気付きました（感動をくれた本人に見られたりしたら恥ずかしいからかな…）。特にこの一か月は、いろんな人からいっぱい感動をもらったり、時には“あなたの高座に感動しました”とのありがたいお言葉を頂いたり…信じたことをやっていれば、見ててくれる人、わかってくれる人はちゃんといるってことですね☆

10分で考える三題噺は「林家一門」「川柳の酒癖」「謎の師匠Ｘ」。今回は全部落語家ですな。
あらすじは…最近、何かと話題の林家一門。姉の離婚により、小朝師匠が義兄でなくなってしまったいっ平師匠に「君の三平襲名は、お兄さんのときと同じように僕がバックアップするから大丈夫だよ」と小朝師匠。そしてアイデアマンの師匠は、三平と同時に誰かに円生を継がせ、Ｗ襲名にしよう！と思い付く。
しかし、円生の直弟子と言っても、円楽師匠は引退してしまっているし、あとの人は亡くなってたり、体調が悪かったり…唯一、元気に落語をやっているのが円丈師匠だけ。しかし、円丈師は名古屋人。“金のかかる襲名なんか誰がするきゃ〜！”と一蹴されてしまう。そこで小朝師匠、はたと思い付く。“破門されてはいるが、川柳師匠がいるじゃないか！”でもドケチな川柳にも断られるかもしれないと恐る恐る頼みに行くと、“ライバルのいっ平には負けちゃいられねえ”と、案外すんなり受けてくれた。
しかし、円生が落語を一席しかできないのはまずい。小朝師匠は、自分が教えると角が立つので、謎の師匠Ｘにお稽古を依頼する。「子ほめ」、「寿限無」に始まり、川柳は次々にネタを増やしていき、なんと「双蝶々」ができるまでになった。
そして、いよいよＷ襲名披露初日。新三平は渾身の“『パンツ破けたよ』『またかい』”で会場を湧かす。ところが新円生、名前は変わってもやはり酒癖の悪さは変わらない。二日酔いで高座に上がり、ノドがかわいたと見えて“前座！水持って来い！！”ところがあわてた前座が、間違えて酒を出してしまった。ますます酔っ払う円生。
「こっちから蝶がひらひら〜こっちからも蝶がひらひら〜蝶が二つで双蝶々〜♪」
と、三平のような芸風になってしまった。お客さんは当然、納得するわけがない。“円生を継いでおいてあの芸はなんだ！金返せ！”と大変な騒ぎ。ここは僕がなんとかしなければ…三平は意を決して高座に上がり、渾身の“『中国の人が骨折したよ』『ペキン』”をお送りしたが、会場のざわつきはおさまらない。“お前は三平なんだろ、どうにかしろ！”の声を受けて、最強の一発ギャグ“どうもすいません”でその場をおさめる…てな噺（ちなみに、支障がいっ平兄を一方的にライバル視してるのは本当の話です）。

次回は12月18日です。またのご来場をお待ちしております♪