★護送中

小せん師匠のお通夜のお手伝い。もっとも、小せん師匠はかなり売れたし、お年も８３、おかみさんも美人という、大変幸せな人生を歩んで来た方なので、みんなで師匠の思い出話をしてはときどき笑い声すら起こるという、ほのぼのムードの良いお通夜でございました。そこまではよかったのですが・・・。

お通夜ではなんと！酒が出るのだ（当たり前か）。支障は喪服も着ないでやって来て、酒をくらって酔っ払う。そして、いつものように押したり引っ張ったりしての護送が始まるのだ。まあそれも致し方ないか・・・と思っていたが、今日は運が悪かった。乗った車両に車椅子の方がいたのだ。支障はこともあろうに乗るときにふらついてその方の膝に手をついてしまった。しかも謝るどころか「邪魔だなあ・・・」なんてブツブツ言っている。なんたる人非人！邪魔なのは酔っ払いのお前だ！この世から消えてくれ！！！

しかし支障はそれからいくら制してもずっと文句を言うのをやめようとしない。仕方ないので私はそれより少し大きめの声でまったく別の話をしてなんとか切り抜けました。ちなみにこれは漫才師がよく使う手法。ちょうどロケット団からメールが来て、それで思い付いたのです。ロケット先生ありがとう。