★命懸けの男

支障の散髪。ちょいちょい切らなくていいように、限りなくハゲに近い感じにしてあげてます。支障思いの良いお弟子さんなのだ。

横の方は支障が自分で切っていたのですが、今日は“横もまっすぐ揃えとくれ”と頼まれたので、“オードリー春日さんみたいな感じですか？”と確認しながらテキトーに切り、終わって切った髪を集めたら支障の頭より大きかったです。これで当分切らなくていいね！

支障は、与えられる酒の量が決まっているので、おかみさんの目を盗んで“隠し酒”をしています。今日も隠して持ち込んだ缶チューハイを開けようとしたとたん、おかみさんが来たのでとっさにこたつの中に隠していました。チューハイが温まってしまうのでは…と思っていると、おかみさんが席を外したのでその隙に支障が急いで缶を開けようとして、なんとプルトップをねじ切ってしまいました！開かないチューハイ。焦る支障。罰が当たったんだね。いや〜、神様はいると思いましたよ。

とりあえず、ほんの少し空いた穴から頑張ってチューハイをグラスに絞り出し、あとは缶をタオルで隠して置いておいたら、案の定簡単にお嬢さんに見つかってしまいました。するととたんに開き直り、

“俺が今日という飲み日をどれだけ楽しみにしてたかわかるか！楽しみにし過ぎて今朝早起きしたんだからな！！”

って、別に誰も頼んでないし…。

酒のことになると、落語のときには決して見せない真剣な表情をします。男が命を懸けるときの顔ですな☆