★内輪ネタ撲滅運動

内輪ネタはやらないように心掛けている。正直、やったこともあったが、その場の笑いが取れるだけで、そんなのはニセモノだ。

まあ、お客さん全員が落語マニアならそれでもいいかもしれない。でも、たいていの会は普通のお客さんも必ず来ている。そこで、例えば支障の名前を出せば確かにマニアは笑うが、普通のお客さんは川柳って誰だよ？ってことになる。しかも、もっと悪いことに、なんだかわからないがまわりは笑っているので、疎外感を感じる。したがって、もう来ない・・・ということになってしまうのだ。せっかく来て下さった普通のお客さんが二度と来なくなり、マニア向けのネタでマニアだけが笑っている・・・そんな落語会は考えただけでゾっとする。

以前、ある芸人のライブに誘われて行ったところ、いろんな写真を次々に出し、それを見てマニアっぽい人だけが笑っていた。写真出すにしても、ロケット団の青木チャンス師匠ネタぐらい説明すれば面白いけど、出すだけで解説も何もなし。なんのことやらさっぱりわからなかった。かろうじて一人だけ知ってる人がいたのでわかったのだが、同じ事務所の芸人さん達の写真だったらしい。私はお客さんにこんな思いをさせまい、と思った。

てなわけで、マクラも含め、ネタ中はTVに出てるような誰でも知ってる人か、その会の出演者以外の名前は出さないことにしてますし、支障とかのことを話すときは知らない人にもわかるように言うております。

あっ、でもマニアが集まる支障の会は別ですよ！