★シークレットな夜

「つくしのシークレットライブ 超ウケるんですけど〜」にご来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。

いや〜、今回も10分で考える三題噺、てこずりました。本日のお題は「三笑亭夢花」、「気象予報士」、「推理小説」。言うまでもないのですが、夢花兄さんが出た時点で暗雲が立ち込めてしまったのでありました…私もお客さんもあまり兄さんのことを知りません。題を下さった方だけ兄さんのファンてな状態。少ない知識を繋ぎ合わせ、なんとか頑張りました。大学の卒業旅行でイタリアに行ったとき、ゴンドラの船頭さんと片言の英語で一生懸命喋ったときの気持ちがよみがえりましたよ。

内容は…晴れて真打になり、希望に燃える夢花兄さん。夢丸師匠に改めてお礼に行ったところ、師匠は評価が客観的に数字で現れない本業の落語に嫌気がさし、レポーター業、それも当たる当たらないがはっきりしている気象予報士すなわちお天気おじさんになりたいと言い出す。
しかも、「らん丈さんは、“円丈師匠が大工だったら自分も大工になっていた”と言っていたが、お前はどうする？」…そう言われては自分も気象予報士になるしかない。とはいえ、落語もこれからが正念場。二足の草鞋を履くことを許してもらい、真打に成り立ての大事な時期に頑張って気象予報士の資格を取る勉強をする。
なんとか合格し、師匠に報告に行くと、「えっ、気象予報士って、資格が必要なのか…大丈夫だ、私は推理小説の犯人は全部当てて来た。天気も当てられる」。「だめですよ師匠！落語家と違って資格が必要なんです。やはり師匠は今まで通り落語に専念された方が良いかと…」説得しようとする兄さんに師匠は、自分の落語を理解してくれない人達への怒りをぶつけ、そうかと思うとわかってもらえない悲しさから泣き出してしまった。「なんか師匠、ころころ機嫌が変わりますね…どうなさったんですか？」「ああ、私はお天気屋だからな。」てな噺。

ちなみに、落ちは自分の落語「お天気お姉さん」からのパクリでございます。評価が客観的に現れないことをやっている者の辛さは、松本人志さんが以前インタビューでおっしゃってました。「生まれ変わったら、アスリートになりたい」と。そのあたりからヒントを得て考えた、なかなか深い味わいのある（？）噺となりました。

シークレットトークはエンタの神様収録レポ。一足早くネタもご披露させて頂きました。初の地上波サーフィンは思ったより早く、今週になりましたので、出演情報参照の上、録画してから深夜寄席にお越し下さいましね。

そして！重大発表です。あさって25日の「超新作無法地帯」ですが、プロデューサーに“つくしのシークレットライブを見て来ました”とおっしゃって頂ければ、素晴らしいプレゼント（特典）を差し上げます！！！とのことです。あくまでも自己申告制ですので、どんどん申告して下さいまし。なんなら今日のお客様の人数を上回ってもかまいませんので、よろしくお願いします。私は幻の「ディーコン」をネタ下ろししますので、皆さん、ぜひいらして下さいましね！