★♪小さい奴見つけた

支障宅にて支障の散髪。そして珍しくお稽古。今秋の国立の会で「弥次郎」をとの依頼を受けまして、支障に教わることになったのです。と言っても、もちろん今の支障にできるはずもなく、例の如くほぼ円生全集の朗読でしたが（本人いわく、昔は得意だったらしい）。

終わって、寄席の企画についての話になり、支障いわく、
“ただ芸人を並べるだけじゃなくて、たまにはいろんな奴が絡むような構成にしたらどうだろう”
との提案。確かに、単独でよりも、まわりにいじられてこそ面白くなる芸人もいますからね。
“じゃあ、支障の芝居（トリを取る10日間の興行）のときやってはいかがですか？”
と言ったら、即座に、
“食われちゃうからやだ”
だって！なんと小さな人間なのでありましょうか…。

実際、支障は自分の50周年の会のとき、ゲストの市馬師匠に食われ、バックバンドメンバーに成り下がってしまったという、苦い思い出があるのです。後でビデオ見たら、まるで市馬師匠のリサイタルみたいで痛快でございましたよ。小さいからすぐ食われちゃうんですな☆