★お地味

浅草楽日、「権助魚」。平日なのでぐっと年齢層は高め。まあこの芝居はずっと平日みたいなお客さんでしたね。支障いわく、「地味な客だな」。

ちなみに支障は次の芝居、代演を山ほど入れられ、飲む日がないとぼやいておられました。代演担当の事務員さんに感謝！

★奇跡のトリ

浅草9日目。すべり芸人の噺「山柳山柳出世物語」（注:支障とは無関係）をやってみました。実はこの噺、すべり芸人の噺に直してからはすべり知らずだったのですが、寄席のお客さんには難しいようです…。

支障は“昨日の記憶がない”と申しておりました。“そうでしょうね…”としか答えようがなかったですけど。今日は二日酔いのため、しきりに水を飲みながら持ち時間いっぱい本の宣伝をして、そこから申し訳程度にネタをやり、バスの時間に合わせ慌てて帰って行きました。まったく、こんな気楽なトリいないよ！

★介護士つくし

浅草8日目、「女はつらいよ」。昨日今日と、7日に出たCREAの宣伝をする。枕で本の宣伝をするのは、川柳一門のお家芸なんだね。支障にいたっては“さて、本の宣伝して来るか”と言いながら高座に上がっていきますから…そこまでいくとタチが悪いですな。本日も持ち時間20分のうち12分本の宣伝。8分でガーコンをやり、おまけでラ・マラゲーニャ。ちなみに、40年ぶりぐらいに支障を見たお客さんが、“あれ、この人まだギター弾いてるの？”とびっくりしていたそうな…いい話だ。

今日は、支障の数少ないお友達の一人が遊びに来て下さり、飲みに行くことになったので、介護士としてついていくことに。一人で歩けないジイサンだから仕方ないね。支障に入門して以来、介護で疲れてる人の気持ちが良くわかるようになりました。人生、ムダなことは何一つないのだよ☆

★ダジャレ殺人事件

左円馬と大江戸小町会。「女はつらいよ」をお送りしました。年配の方が多かったので新作はどうかな…と思いましたが、“面白かったわ〜”“歯切れが良いわねえ”“大変によろしい！”とのお言葉を頂きました。何よりの誕生日プレゼントでございます。褒められて伸びるタイプなので、皆様のお言葉を真に受けて頑張りたいと思います。

とまあ、そこまでは良かったのだが…打ち上げは一転、修羅場と化した。知らずに、ダジャレオジサンの隣に座ってしまったのだ。

「つくしさんはおう“つくし”い（お美しい）ね〜」
の手垢ギャグに始まり、

「君は千葉県出身？ちばけんなよ！（ふざけんなよ！とかけたらしい）」
というもはやダジャレにすらなっていないものまで。そしてしまいには、

「いや〜私は天才だな〜この私の才能を生かすも殺すも君達次第だよ〜ドゥワッハッハ！」

すぐ殺しましょうその“才能”…それからも私やマグナム小林兄さんが何か言うとダジャレをかぶせられ、片棒をかつがされた形になったりして大変な騒ぎ。しまいにお兄さんはオジサンをエアー吹き矢で吹いておられました。そのうち、ダジャレ殺人とか起こらないか心配です…。

★滑気！

NHK新人演芸大賞予選、「女はつらいよ」。ちゃんと毎年行っております。持ち時間11分にて、笑い屋のおばちゃんの前でやるシステム。

ちなみに福楽兄は、なんとここでネタ下ろしして自信をつけてからよそでやるそうで…。でも以前、予選を見たNHKの方から前説の仕事を頂いたそうですから、何が引っ掛かるかわかりません。とにかく何でも出ておくべきですな。

いつもは、終わってからふだん話す機会のない芸協の兄さんと話したり、他の人の高座を見たりするのですが、今日は台風のせいか、皆、出番が終わるとどんどん帰って行きました。

それはそうと☆私の楽屋の前がますだおかださんの楽屋だったのですが、おかださんとすれ違ったとき、“滑気”を感じました。さすが、“滑り神に愛された男”ですな！